テレビ番組等の影響もあってか「一部をDIYでつくることはできますか?」との質問が多くなってきました。
もっとストレートに「施主が一部工事をするとどの位安くなりますか?」という問合せも先日いただきました。
勿論施主工事(DIY)を前提で設計する事は可能です。けれど、いつも少しだけ説明させていただいています。
僕たちの事務所も天井のオイル塗装・壁のEP(ペンキ)塗・床のオイル塗装を自分達でおこなっています。
実際に僕たちが事務所でおこなった作業の流れは↓このようなものになります。
①天井塗装前に壁・床を養生(マスキング)する。
②天井を刷毛でオイル塗装(1回目)
③オイルの乾燥を待つ(半日程度)
④天井、オイル塗装(2回目)
⑤オイルの乾燥を待って壁の養生を剥がす
⑥壁塗装前に今度は天井を養生する
⑦壁をローラー塗装(1回目)
⑧乾燥させる(半日程度)
⑨壁・ローラー塗装(2回目)
⑩乾燥させる(半日程度)
⑪EPの乾燥を待って天井・床の養生を剥がす
⑫床の塗装の為、壁を養生する
⑬床のオイル塗装(1回目)
⑭オイルの乾燥を待つ(半日程度)
⑮オイル塗装(2回目)
⑯乾燥を待つ(半日程度)
⑰全ての養生を剥がす
⑱清掃
職人さんであればあっという間に仕上げてしまう作業ですが、素人ですから、途中でペンキが足りなくなって買いに走ったり、道具を買い足したりもしています。
この作業を会社がお休みの土日だけを使って作業する事になります。終わるまで新居での暮らしがなかなか進まない、なんて事も・・・
部屋数や広さによりますが、これだけの作業をして、差額は数万円程度です。
家族でDIYをすることで思い入れを強くしたい、元々ものづくりや作業するのが好きでDIYやってみたい、
という単純に楽しみたいという場合であれば是非おすすめします。
できるところは自分達で行い少しでも工事金額を安くしたい、という場合には
どこまでやれるか?という事を考えながら、範囲や金額を判断していく必要があるでしょう。
ちなみに僕は、一度やってみて良かったと思っています。
作業がどれくらいのもので、素人がやるとどれだけかかるか、という事を知る事ができたので。
でも、次の機会にもう一度やりますか?と聞かれたら・・・?
職人さんにお任せして、図面を描く時間に充てたいです・・・